よく物を落とすADHD息子に怒ってしまうことを視覚的に説明する
ADHDと診断を受けた小学2年生息子。
とにかくよく物を落とすんです。
1年生のときコロナ禍でリモート授業参観が行われた際も、1時間の授業で3回鉛筆を落としていたのを画面越しで見ました。
家でも飲み物が入ったコップを落とすことは日常茶飯事。
コップを机ギリギリのところに置くので、
何度も「コップのポジション!!」と声を掛けますが、
ちょっと目を離すと、コップをギリギリのところに置いてあり、バシャーンと落とします。
先日は、飲み物ではなくあるものを落として私がブチ切れてしまい、太郎のことを怒りすぎてしまいました。
ADHDの子は口で言うだけでは伝わりにくいということを、本を読んで学んだので、視覚的に伝えた方法を今回は紹介していこうと思います。
ADHD5冊の本を読んだ話はコチラ↓
とにかくよく物を落とすADHD息子にどうしても怒ってしまう私
コストコで購入したはちみつを落とされてブチ切れる私
今までもたくさんの物を落としてきました。
クリスマスの飾りで買ったガラス製のオーナメント飾り、どうしても子供たちが飾りたいというので、花と太郎に持たせて飾らせたとき、案の定太郎は手を滑らせて落として割ってしまいました。
「割れるから絶対に落とさないように気を付けてね」と言って渡した瞬間から、落として割るのです。
ダチョウ倶楽部のフリじゃないんだよーーーーー!!!!とツッコミたくなるくらい、言ったそばから落とします。
飲み物を落とした数は数知れず。
絵具を使うときに洗う水(絵の具が溶けていて真っ黒になってる)も、必ずといっていいほどバシャーンと豪快に倒します。
この前はスライムづくりを子供たちとしていて、ホウ砂(洗濯のりとホウ砂を混ぜるとスライムができる)という少し毒性のあるものが溶けた水が入ったカップに作った太郎が作ったスライムを手を滑らせて、なぜかそこにピンポイントでダイブさせて、ホウ砂の溶けた水をあたり一面にまき散らしました。
広い机にホウ砂のカップはちいさいのに逆に良くそこ狙ってスライムがダイブしたなというくらいのネタを提供してくれます。
いつもわたしはグチグチ言いながらそれらを片付けていますが、この前は今までで一番怒ってしまったのが、コストコのはちみつです。
いつもは黄色のくまのはちみつを買うのですが、今回は緑のくまのはちみつを買いました。
この黄色と緑の違いは、黄色が加熱処理がされている、緑は非加熱で言わば生はちみつというやつです。
ふたつとっも同じ値段なのですが、黄色のほうが量が多く、緑のほうが割高となっています。
私はいつも黄色のくまのはちみつを買っているのですが、生はちみつのほうが栄養があるという話を聞いて今回は緑のはちみつを買ってきたのです。
いつもと違う色のはちみつに興味津々の双子たち。「はちみつ味見したい~」ということで、スプーン一杯分をみんなで味見して楽しんでいました。
「いつもより味が濃い~」とか楽しんでいる中、太郎が「ラベルとっていい?」と聞いてきました。
太郎が言っているのは、はちみつの裏に貼られている原材料や賞味期限が記載されている白いラベルです。「いや、はがさないで」といったのですが、
わたしが台所のほうにふきんや飲み物をとりに行っている隙に、はがそうとさわり、手を滑らせて、はちみつを容器ごと落としました。
「あ!」という声が聞こえて、急いで見に行くと、はちみつの上のキャップがとれてはちみつがたくさん出ているではありませんか。
「なにしてんの!!はやくひろってよ!!」という私の声で呆然と固まっていた太郎がはちみつを拾い上げました。
買ったばかりのはちみつは、くまの頭分、半分近く減って床に落ちていました。
しかも、うちは犬を飼っているので、犬の足のために、パネルカーペットを使っているのですが、そのカーペット3枚分にわたってはちみつが広がっていました。
「早くふいてよ!!」と私の声に太郎がタオルを持ってきて拭きましたが、もちろんタオルにはちみつがつくばかりで、余計に大惨事。「もういい!やめて!」といって最終的にはちみつがたっぷり絡みついたパネルカーペットを捨てました。
- いつも買わない割高のほうのはちみつ
- ラベルをとるなといったのにとろうとした
- よりによって掃除のしにくいはちみつをカーペットにこぼす
- 犬もはちみつをなめようと寄ってくるのを阻止しながら片付けなければいけない
- 結局カーペットを捨てる
以上のことから、わたしはイライラしすぎて太郎にひどい言葉をたくさん言ってしまいました。
怒りすぎた後は結局自己嫌悪そして太郎に理解してほしいと考える
イライラでたくさん怒った後は、結局自分が落ち込みます。
ADHDはうっかりミスが多いというのは本を読んで理解してわかっていることなのですが、実際繰り返されると怒ってしまうのです。
最近怒りすぎている私。
なぜはちみつであそこまで怒ってしまったのかを視覚的(ADHDの子に有効な方法)に理解してもらうために、
タイトル「仏の顔も三度まで」という題をつけて、
イラストを描き、太郎にみてもらいました。
なんども同じ失敗を繰り返すと、人はみんなこうなるんだよということを伝えました。
同じ失敗を繰り返さないことの大切さが太郎に伝わっていればいいのですが・・・