ADHDと診断を受けた息子 放課後デイサービスに通わせて母が思ったこと
太郎は小学1年生の3学期にADHDと診断を受けました。
そこからなにかできることはあるのかと、動いて、放課後デイサービスに通うことを決めました。
放課後デイサービスに通わせることは、私の中でも色々葛藤はありましたが、4回通わせてみて思ったことを書いていきたいと思います。
同じように放課後デイサービスに通うか迷われている方の参考になればと思います。
放課後デイサービスは親のためにあると感じた
色々な葛藤があったが、結果「通わせてよかった」と思う
放課後等デイサービスについて
ADHDと診断され、放課後デイサービスを学校のスクールカウンセラーにもすすめられました。
最初は放課後デイサービスときいて「なんじゃそりゃ?デイサービスって、おじいちゃん、おばあちゃんとかがいくところなのでは?」とか全くの無知でした。また、障害者って太郎はそんなにひどいのか・・・?そうやって分けてやるのってどうなんだろう?花はどう思う?とか、いろいろな葛藤がありました。
放課後等デイサービスとは・・・6~18歳までの発達障害を抱えている子が、様々な施設で、生活力の向上や、ソーシャルスキルトレーニングを行ったり、苦手な部分を克服または、得意なことを伸ばすなど、支援をしてくれる福祉サービスのことです。家庭や自治体により上限がありますが決まった額で月20回程度までサービスを受けることができます。本来なら1回の預ける金額は1万円くらいかかるところを千円くらいで行けるイメージ。(医師の診断と受給者証が必要)
私の解釈だと、学童は市町村が運営、放課後デイサービスは民間が運営しているというイメージです。違っていたらすいません。
放課後デイサービスは民間が運営しているので、施設もいろんな種類があるようです。
運動に特化しているところや、食育に特化しているところ、勉強に特化しているところ、音楽に特化しているところなど・・・
その子に合ったところを親が見つけてあげるしかないのです。
いろんな施設がある分中には利益だけを追求するような悪質なところもあるということを聞きました。
人気のところは空きがなかったりもするようです。
太郎は、学校のスクールカウンセラーの方に進めていただいた、勉強に特化しているところを見学に行き、そこに通うことに決めました。
また、デイサービスは掛け持ちをすることが可能です。
1か所よりは複数選択できるなら、いろいろ通わせて合うところを見つけたいという思いから、もうひとつ(そちらもどちらかというと勉強)通わせることになりました。
太郎は他に習い事をプールとピアノ、サッカーをやっているので、ここに2日間デイサービスが加わって、かなりの忙しさです。
「俺は休む暇がない、花はいつも楽しててずるい」と言いますが、
「アイドル並みの忙しさじゃん!かっこいいね~!」というと、「まぁね」といってまんざらでもない様子です。
このサービスは親のためにあると思った
太郎は2か所、どちらも勉強中心のところですが、1か所は私が自ら送迎をするところ。もう一か所は送迎サービスもありで、学校までお迎えに来てくれて、その後家に18:00頃送り届けてくれるという親にとっては夢のようなところです。
(朝7:40に送り出して帰ってくるのは18:00という小2にしてサラリーマンスタイル)
一番助かるのは、宿題をやって帰ってきてくれるところです。
太郎の宿題は算数プリント・漢字練習・音読(週2で日記)なのですが、それを全部見てくれるのです。
いつもは宿題なかなか進まないので、わたしがグチグチ言ってしまうのですが、それが週2なくなっただけでもかなり助かります。
帰ってきたら宿題が終わっているので、太郎も夜ご飯を食べて、お風呂に入り、あとは自由時間。ゲームをしたりテレビをみたりのびのびリラックスして過ごしています。
私も太郎もお互いに、ストレスがなくなりました。
また、デイサービスの担当の方々もとても褒めてくれるのです。
「しりとりですごいたくさんの言葉を知っていますね~」とか、「手先が器用で、ササっとつくってしまいましたよ~」とか、「すぐにお友達と打ち解けることができますね~」とか。
しっかり褒めてくれるので、こちらも太郎のことを褒めやすくなりました。
太郎がデイサービスに行っている間は、花は私との時間をとれるので、花も前よりはイライラが少し収まったように思います。
双子たちのケンカも、まだまだ多いですが、一時期よりは少なくなったように思います。
わたしは、このサービスは親のためにあると思いました。
お母さんの心に余裕を作るためのサービスだと感じました。
やはり子育てのために必要なのは、親の余裕です。
お母さんが一杯一杯の状態では、よい子育てはできません。
お母さんも子供たちも苦しいだけです。
障害とか、分けるとか、いろいろな葛藤で通うか悩まれているお母さんたちもいると思いますが、利用できるものはなんでも利用して、自分が少しでも楽になって、親子の関係がよくなるならそれでいいと私は思いました。
今後もサービスを利用してどう変わっていったかを書いていけたらと思っています。