7年目ママの双子育児とモヤモヤ病

双子育児×モヤモヤ病×ADHD 7歳からの記録ブログ

男女の双子育児 7歳から色々と変わり始めた生活 もやもや病と診断を受けた娘・ADHDと診断を受けた息子 日々の記録を発信していきます。

もやもや病手術当日①~12時間を超える最高難易度の手術~

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手術当日~12時間を超える最高難易度の手術~


この記事では手術当日の様子について書いています。

最高難度の手術となった今回の手術時間は

およそ12時間以上かかっていましたので

今回も2部制の

2つの記事に分けて書いていきたいと思います。

もやもや病手術当日 長い長い1日が始まる

手術当日の朝花に会いに行く

手術の予定は9:00からということで、

朝8:00前に病院にいけば花に会えると言われ、

パパと7時45分ごろ病院へ行きました。

花のいる部屋に向かうと、

花はニンテンドースイッチのゲームをやっていました。

顔色は良く笑顔でした。

きのうは1回も起きることなく、

ぐっすりと眠っていたそうです(寝相は悪かったらしい)。

薬を飲まないといけない関係で、

6:50分に起こされたらしく

花は朝ごはんを食べられないので、

ゲームをして待っていたそうです。

花はひとりで泣かずに泊まれたんです!

「エライ!よくできたね!」と褒めると

「お泊り保育も行ったことあるんだから

普通に平気でしょ」と言われました。

その後、手術着に着替え、

長時間、寝たままの体制になるため、

エコノミー症候群にならないために、

着圧ソックスを履きました。

(小さくて細い足の花にはあまり着圧になっておらず

気持ちばかりの着圧(;´∀`)

そして、8:15分になり、

みんなで手術室まで歩いて向かいました。

とうとうこの時がやってきた

手術室の手前で、

「ここでお別れです」と言われた場所で

花に「頑張ってね」と言って送り出すのですが、

私は今にも目から涙が溢れそうになってしまい、

花の前では泣きたくなんてないのに、

花の顔を見ると涙がすぐに溢れそうになってしまいました。

花は私の顔を見てない(見ないようにしてた?)感じで、

うつむいてわたしにくっついていました。

私の声が震えているのに気づいた?のか、

花は「ママと一緒じゃなきゃ行かない」

と言いました。

頭の髪の毛を収納するカバーのような帽子と、

スリッパを履きかえたら、

手術台まで一緒に来ていいですよと言われ、

私も中まで一緒に行かせてもらいました。

手術台の上で、

私が花を抱っこする形になり、

眠くなる薬を点滴で入れ始めました。

花は「ママーずっとここにいてー」

「絶対に離れないでー」と言っていました。

「ママはここにいるよ、一緒にいるからね」

と言うと、

「ウソつかないでよ、ずっとここにいて、いなきゃダメ」

と言いながら、眠ってしまいました。

私は横になった花に、

「ママはずっといるよ(心の中ではホントに

ずっと一緒にいるという気持ちを込めて、ウソじゃないんです)

花頑張れ!!ママずっと待ってるから!あとで会おうね!」

と声をかけて、その部屋を出て、

大泣きしてしまいました。

少しの間、声を上げて泣きました。

手術の予定と内容

手術は9:00スタートの早くて17:00、

大体18:00頃終了予定になるだろうとされていました。

手術中は、病院内にできるだけいてくださいとのことだったので、

なるべく病院で過ごしました。

病院側から、連絡用のポケベルを渡され、

経過を時々連絡してくれるといいうことでした。

 

手術内容は

直接吻合(バイパス手術)と間接吻合(こめかみの筋肉にひきこむ手術)

執刀はいつもの主治医の先生と、

隣の県から来てくれるモヤモヤ病の執刀経験がたくさんある先生、

計2人の先生で、執刀してくれます。

1回目の途中経過連絡

お昼ごはんを病院の外で食べ終わった13:00過ぎごろに

最初のポケベルが鳴りました。

呼ばれていくと

「順調との事です。

ただ、子供の手術なのでかなり丁寧に時間をかけてやっているので、

この様子だと終了時間が22:00頃になるかもしれません」

と言われました。

当初、かかる時間は7~9時間との事で、

それだけでも私はショックをうけていたのに、

12時間以上も花が手術室の中にと思うと、

もう他に何も考えられなくなりそうな衝撃が走りました。

その状況を教えてくれた先生(たぶん麻酔科の先生)の話しだと

「今頭の骨を外して、

血管をつなぐということをやっているところ」

と教えていただきました。

頭の骨を外しているなんて、聞くだけで恐ろしかったです。

私にはただただ信じて待つ、祈る、

それしかできませんでした。

先生方は基本集中力の為に、

食事はほとんど摂らないそうですが、

水分をとったりは休み休みやるようです。

お医者様は集中力や体力を必要とする、

本当に大変なお仕事ですが、

素晴らしい仕事だと心から感謝の気持ちでした。

 

18:00 2度目の途中経過

今度は手術室の前で待っているときに

2度目の途中経過を教えていただきました。

「2本目の血管を縫ったけど、血の流れがあまりよくなく

もう一度血管をつなぎ合わせて縫い直すので、

やはり20:00は過ぎると思います」とのこと。

「血圧や心電図にはなにも問題ないので大丈夫ですよ」

と伝えてくださりました。

「今日は目を覚まさせない可能性もありますが、

覚ますときは私がいる状態でやってくれる」ということも

言っていただきました。

(↑花と手術室で別れたときに花にずっといるよ

と言ったので目を覚ます瞬間に

わたしがそばにいたいとお願いしてみていた

18:30 当直の方たちと交代

花の担当をしていてくれたと思う、

麻酔科の先生や看護師さんたちが

私服姿で出てきて帰っていきました。

その中には仲良くなった看護師さん(同じ小学1年生の娘さんがいるとの事で

意気投合)の姿もあり、

「出血もしてないし、大丈夫。安心してね。」

言ってくれました。

ここからは当直の方たちにスイッチして

まだ引き続き手術は続くようです。

この仲良くなった看護師さんは、鬼滅好きの花の為に

炭治郎のキーホルダーを用意してくれて

プレゼントしてくださりました。

花の通う病院の先生や看護師さんたちは、

みんな優しくてホントにいい方たちばかりです。

②へつづく↓

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