もやもや病の手術後７５日目 頭痛と吐く、これはもやもや病症状？
小児もやもや病の手術を受けてから７５日目の花の様子について書いていきます。
この日は、頭痛と吐くという症状があった花。
そのことについて詳しく書いていきます。
もやもや病手術をしても頭痛・吐く？もやもや病の症状なのか分からない
雪の降る寒さが原因？頭痛と吐き気で学校へお迎えに行く
５時間目終わりの日、ちょうど学校が終わる時間頃、
担任の先生から電話をもらいました。
「花ちゃん５時間目の途中で、頭が痛いといって保健室にいって、休んでいます。
できたらお迎えに来てほしいのですが」と。
「はい！今すぐ車で迎えに行きます」
「ちなみに太郎君は先に帰ってしまいました」
「では、太郎が帰ってき次第、すぐお迎えに行きます」
太郎が帰ってくると同時に、車に太郎を乗せて学校へと向かいました。
この日は雪が降ると予想されているとても寒い日でした。
保健室につくと花はベットの上でスヤスヤ眠っていました。
保健室の先生の話しでは、今日は体育もなかったし、給食も全部食べたし、５時間目は書初めで字を書く授業だし、熱もないしとくに変わった事と言ったら、雪が降るくらい寒いという事が原因かなぁ？と。
気圧も関係してるのかもしれないし・・・という見解でした。
とりあえず様子をみてみます。という事で、花を家に連れて帰りました。
家に帰って吐く、原因は給食なのか？？
車の中でも顔色の優れない花。
家に帰って、頭のどこら辺が痛いときくと、もやもや病の手術した箇所（右側頭部のこめかみ付近）のところ寄りの、前頭葉付近を指します。
以前、小さい脳梗塞が前頭葉にできていたと聞いていた私は少し怖くなりました。
頭の痛みは、手術前が１０だとしたら５くらいとのこと。
そして吐き気があるようで、時折ウッとなるのです。
洗面器にビニール袋をかけたものを持たせ、常温の水を渡し、
飲めるだけ飲んで横になってと言いました。
私はとりあえず、かかりつけの病院に電話しましたが、
３回電話してもすべて話し中でつながりませんでした。
３回目の電話中に花が吐く音が聞こえました。
吐いたものをみると給食で食べたものを全部吐いたようでした。
花に「どう？吐いて少しスッキリした？良くなりそうな感じはある？」
ときくと、「今日、給食で七草粥とししゃもが出て、両方花の嫌いな物。嫌だったけど、無理やり全部食べたから気持ち悪くて吐いたのかもしれない」と言いました。
「頭の痛みも少し良くなってきた」というのです。
花は１月７日に家で食べた七草粥、３口食べて「ネットリして嫌だ」と全部残したのですが、学校では無理やり残さず全部食べたようです。
ししゃも以前は頭からかぶりつけるくらい好きだったのに、
ある時から、急に嫌がるようになりました。
ちなみに太郎は家で七草粥をつくった時３杯もおかわりをして、親の私たちを驚かせました（笑）
最近の太郎はお腹がぽんぽこりんでかわいいですよ（笑）
吐いてスッキリしたのかコタツでまたウトウトと寝始めた花。
給食が原因で吐いただけならいいのですが、
やはり、頭が痛い、そしてその痛みの箇所が気になるところ。
やっぱり病院にこれはどうしたほうがいいかを聞くために
電話しておくか！と花が寝ている間に何度か電話をしました。
コロナの影響？？病院の電話がつながらない
花のかかりつけの病院は、コロナ患者を受け入れている病院です。
いつもはすぐにつながるのですが、この日は一向につながりません。
何度かけても話し中で１５分置きくらいに電話をしましたが、本当につながりません。
コロナ患者が莫大に増えていて、色々なところで緊急事態宣言が出されているのが原因なのかな？とも思いました。
電話がつながったのは１２回目の電話。
時間は１７時過ぎでした。
脳外科の方に電話をつないでくださいというと、「１７時を過ぎたらつなげない」というのです。
しょうがなく事を話して、救急の方に電話をつないでもらいました。
花の症状と、担当のお医者様と話したいことを伝えると、担当のお医者様はいないけど、
花が入院中にお世話になっていた先生がいるというので、その先生に連絡をしてもらうと、今から病院に来てくださいということになりました。
「わかりました」といって、保険証を準備しつつ、寝ている花を起こして病院に行くことを伝えると、
花は大泣きで叫び狂い「嫌だ！！絶対病院なんかに行かない！頭ももう痛くない！自分の体の事は自分が一番わかってる！！」と泣き叫びました。
「でも頭が痛いのは心配だし、実際に吐いてるからこれが危ない症状じゃないかちゃんと先生に診てもらったほうがいい！」と無理やり抱っこしようとしましたが、
花は泣き叫びコタツにしがみつき、とても連れていける状態ではありませんでした。
小さい幼児なら、無理やり抱っこして連れていけるのに、
７歳ともなると、女の子でもパワーがすごくて、
とても無理やりは連れていくことが出来ませんでした。
「頭は痛くない！夜ご飯も絶対食べれる！！」という花。
とりあえず、もう一度病院に電話をして、
状況を伝えて、家で様子を見るという事になりました。
７歳の説得 もやもや病という病気は本当に辛い
花が落ち着いた時に、花に病院でちゃんと調べてほしかったと伝えました。
伝えながらわたしは涙が出ました。
花は私が泣いている姿をみて「わかってる」と言いました。
「次、頭が痛くて吐き気があったら絶対病院に行く約束をして欲しい」というと
「うん」と言いました。
検査をするのが嫌なのはわかっています。
でも、なにかあってからでは遅いのです。
７歳の花にそれがどれだけ伝わっているかわかりませんが、
粘り強く教えていくしかありません。
ちなみにこの日の花はその後、宣言通り夜ご飯をしっかり食べ、
食後の後のみかんもしっかりたいらげました。
食事後に宿題を文句を言いながらやり切りました。
次の日の学校の１日も特に問題なく元気に行きました。
手術後でも頭痛はあるのでしょうか？
頭痛と吐き気はもやもや病が原因なんでしょうか？
それがわからないもやもや病。
手術をしても一生付きまとう不安。
難病とは本当に辛いものですね。
