子育て感動エピソード~ユニセフ募金編~
今回の記事では募金を通して、
双子達の心がちゃんと成長していると感じたことについて
書いていきたいと思います。
募金を通して感じた、子育て感動エピソード
ユニセフ募金~太郎編~
小学校でユニセフ募金をする機会がありました。
募金はもちろん、任意ですので、してもしなくてもどちらでもいいわけです。
私たちが小学生の時は赤い羽根や緑の羽根募金があったのを思い出しました。
学校ではユニセフ募金がどんなものなのかを
担任の先生が子供たちに話してくれたようです。
(ちなみにその日、花は病院の検診の日で先生の話はきいていない)
話しを聞いた日の太郎は、帰ってきて興奮気味にわたしに問題を出してきました。
「ママ!!世界には学校に通えてない子供は何人いるでしょう?」と。
わたしは具体的な数字はよく知らなかったので、
思いつくままに「100万人!」と答えました。
すると太郎は漢字練習のノートを出してきて、
左上の空白に「5900まんにん」と太郎の字でメモされたものを見せてきて、
「こんなにいるんだよ!!こんなに!」と教えてくれました。
1年生になって、数字を習い始めて、まだ2ケタの計算しかしていない太郎にとって、
5900万という数字は大きくて衝撃だったようです。
「俺はこの子たちを救うために、お金をあげるんだ」と言って、
お金が貯金されているロボットを持ち出してきて、お金の準備を始めました。
(太郎の持っているロボットは中にお金を貯金する事ができる)
ここですんなりお金が出てきたわけではなく、
ロボットのお金収納部分を開ける鍵が見つからずに、
鍵を探してくれと結構な時間を要しましたが(笑)
太郎の所持金580円くらいを出してきて、
最初は全額袋にいれていました。
自分のお金をすべて募金するというのは素晴らしいことだとは思いますが、
お金の価値もちゃんと理解してほしかったので、
太郎にこう伝えました。
「持ってるお金を全部あげるというのは、太郎の想いは伝わったけど、
募金というのは、自分に余裕がある部分を困っている人のために分けてあげるのでいいと思うよ。そうでないと、太郎のすべてをあげたら、今度は太郎が困ってしまうよ」と言いました。
すると太郎はそうか!という顔をして、一旦封筒からお金を全部取り出し、
今度はよく考えて、110円を封筒に入れました。
そのあとまた少し考えた様子で、
「あともう少しできそう!」と言って、プラス20円をいれて、
合計130円を寄付することにしたようです。
「太郎がいっぱい自分の力で稼げるようになったら、たくさん募金すればいいよ」と言うと、
「うん!俺は大人になったら7つの会社をつくって、毎日違う会社をまわる、それでおお金持ちになって、困ってる人にお金をあげる!」と言いました。
「7つの会社を毎日まわったら、1週間は7日だから太郎の休みがないよ?」ときいたら
「休みはいらない!!いっぱい稼ぐからそれでいい!」と言っていました。
太郎、なかなか頼もしいヤツです(笑)
ユニセフ募金~花編~
花はその日病院の検診だったために、遅れて学校に行ったため、
ユニセフ募金の詳しい話は聞いていませんでしたが、
封筒だけはもらってきていました。
そして手にはiPadを持ちお絵かきをしながらも、
耳だけはしっかり太郎と私のやり取りをきいていた花。
花は、太郎がお金をランドセルにしまった後に、
「花はお金あげない~」と言ってきました。
「どうして?」ときくと、
「チンチラを買うためにお金貯めてるから」と言ってきました。
「そうなんだね~、じゃあ、かわりにママのお金を募金しといてよ」と言いました。
花はそのあと無言になり、なにか考えた様子で、
次には自分のお財布を取り出して、
「やっぱりお金あげる」といって、用意を始めました。
額を決めるのに結構迷っていましたが、
最終的に102円と決めて、封筒に入れました。
太郎がすかさず「俺の方が多い!」と言ってきましたが、
わたしは額の問題ではなく、気持ちの問題であることを説明しました。
「ママは、ふたりが困っている子たちの為に、
動ける子に育っている事に感動したし、
とてもうれしかったよ」ということを伝えました。
子供達の成長に感動 まとめ
7歳でも、困っている人を助けたい、自分がどうにかしてあげたいという
素直な気持ちが育っていることに心から感動しました。
それぞれの形があって、ちいさいながらも、
たくさん考えてるんだなと感じた出来事でした。
子供の成長って、平均して伸びていくというよりは、
ググッと一気に伸びるような気がしています。
花の入院生活後はその一気に伸びているのを日々感じています。