小学校で双子を同じクラスにしないほうがいい理由 別クラスをおすすめします
幼稚園では3年間同じクラスだった双子達。
小学校ではある理由から先生方に頼んで同じクラスにしていただいたのですが、
1年生がそろそろ終わる今、双子達を同じクラスにしたことを大変後悔しています。
今回の記事では、双子を同じクラスにした理由と、
一緒のクラスにして分かった別にした方がいい理由を書いていきます。
小学校で双子を同じクラスにすると、双子は伸びない
小学校で双子を同じクラスにした理由
私の住む地域では知り合いの同学年の双子がいません。
他学年では双子ちゃんの知り合いはいます。
ほとんど知り合いの双子がいないという事もあって、双子の悩みをきいてくれる人たちはたくさんいても、双子を育てたからこそ聞ける経験談をきける人は周りにはいませんでした。
そんな中、同じ小学校の高学年に通う男子双子を持つお母さんに話を聞ける機会がありました。
その方の話しでは1~4年双子を別クラスにした経験から、双子は絶対同じクラスの方が楽だよという意見をいただきました。
同じクラスにした方がいい理由はコチラ↓
- 授業参観で、時間を分けることなくすべての時間を二人の姿が見れる
- クラスが違うと先生によってやり方が全然違い宿題もまったく違ったりと大変な経験をした
- 運動会等のイベントでもクラスが違うと、一緒にビデオに収めることは難しく、撮影も走り回って大変
ちなみにうちの学校ではクラス替えは2年ごとに行われ、
1・2年ー3・4年ー5.6年で3回のクラス変更となっています。
うちの男女双子、幼稚園では3年間同じクラスだったが問題はなかった
うちの男女双子が通う幼稚園では双子は同じクラスでお願いしています。と、先生方に言われて3年間同じクラスでした。
もちろん私が頼めば別クラスにしてくれたとは思いますが、
先生方も今までの経験から言って、双子は同じクラスにしたほうがお母さんが楽だと。
その理由としてはコチラ↓
- 参観や演劇発表会の時にお母さんが楽
- クラスで役員を決める際もどちらかに参加できないという事態がなくなる
- 運動会や音楽発表会で、クラスが一緒ならとなり同士の配置にしてもらえて、ビデオや写真撮影の時にいっぺんに二人を撮影することができる
幼稚園では3年間同じクラスでしたが特に問題もありませんでした。
男女双子という事もあって、ふたりだけでずっと遊んでいるという事もなく、
先生に様子をきいても、家の中のように喧嘩もすることなくお互いがそれぞれのお友達と遊んでいるという事でした。(バスの中では最初となり同士で喧嘩することが多かったので、席を前後で分けてもらい他のお友達と座ってもらっていました)
1年間小学校で同じクラスにして起こった問題
- 花(女子)が太郎(男子)を監視している
- 花が太郎のことを先回りしてやってしまう(太郎が伸びない)
- 花が太郎ができていないところをみんなの前で怒る(わたしが花の前で太郎を怒ったり、太郎の前で花を起こるのが原因)
- 太朗の自己肯定感が下がった
花はとても賢い子でしっかりしています。
(学校で頑張っている分、家でのだらけ具合、わがままな態度は半端ではありません(;´∀`))
先生にも花はとてもよく気が付く子で、鉛筆を落とした子がいたらすぐにひろってあげるようなしっかり者だそうで。
花の観察力にはわたしもいつも驚かされていて、家の内装を少し変えたり、わたしが少しメイクを変えたり髪型を変えたり、と少しの変化にいつもすぐ気が付く子で、本当に周りを見ている子です。
太郎はそれとは、まったく反対で一極集中型の、周りの変化には気づきにくい子です。
その分集中力は高いです。
花と同じクラスのお友達の話しでも、花は太郎のことをよく怒るそうです。
(家で注意をする時はそれぞれ個別に呼んで注意しなくてはいけないことを学びました。よく気付く花の目を避けて太郎に注意するのは大変なことではありますが)
スクールカウンセラーの先生に療育をすすめられた太郎
太郎は元々幼稚園の時からあまり落ち着きがなく、準備が遅かったり、
先生の話の途中で気になった事を大きな声で口に出してしまうという気になる点は多々ありました。
私も相談センターで相談したり、かかりつけ医師に相談したりすることはありましたが、年長の担任の先生には大丈夫だと思いますと言ってもらったのもあり、
まぁ落ち着きはないけど言えばわかるし大丈夫だろうと、特にその後相談することもなく小学校に行かせていました。
その後、花のもやもや病発覚で、生活は一変し、太郎の方に気を配る余裕はありませんでした。
花のもやもや病も落ち着いて、もう少しで2年生になる2月の中旬に担任の先生から電話がありました。
太郎君、朝の準備がなかなか進まなかったり、先生の話を最後まで聞く前に疑問に思ったことを声に出してしまったり、あと鉛筆をとにかくよく落とすんです。と。
みんなの前で注意を受けることも多く自己肯定感が下がってしまう事が心配ですと。
その後、スクールカウンセラーの先生にも太郎の様子を見ていただき、療育に行くのも一つの手だと案内していただきました。
ちなみに療育に行くためには小学生の場合、受給者証がないとダメだそうで、
受給者証を得るためには医師の診断が必要との事で、4月に医師に診断をしてもらう予約を取りました。
スクールカウンセラーってすごい、短時間で見抜いていた
スクールカウンセラーの先生は午前中の太郎の授業の様子(ちなみに花も)を見てくれたようですが、その短時間で二人のことをよく見抜いていてびっくりしました。
太郎はたぶん視覚的な部分が弱いかもしれないということ。
それは視力的に弱いのではなく、視覚。全体を見る力が弱いとの事。
例えば机の上にはノート・筆箱・教科書・消しゴム・鉛筆がありますが、それは全体で把握しなくてはいけないのに、全体を見る力が弱いため、鉛筆が机からはみ出たときに落ちてしまう。このような感じです。
また花がなんでも先回りして太郎のことをやってあげている、できないときはお母さんのように太郎を叱る。花の監視の目がいつもあり、先生にも注意され、花にも注意され、自己肯定感が下がってしまっているということでした。
療育のことについてはまた今後詳しく書いて生きたと思います。
正直、療育の案内を受けたことはショックでもありましたが、
1年生の早い段階で気付けて良かったと思います。
と、同時に同じクラスにしていなかったらもしかしたら太郎は伸びていたのでは・・・という気持ちもどこかにあるのです。
選んだのは私なので、ここをどうやって乗り越えていくかは私が判断してやっていくしかありません。
ただ、双子は親が大変でも、ひとりひとりを伸ばすためには同じクラスではないほうがいいと身をもって感じました。
同じ男女の双子ちゃんを持つこれから入学を迎えるというお母さんには是非参考にしてほしいと思うお話でした。