小学生1年生の息子がADHDと診断を受けた
あと1か月ちょっとで2年生になる頃、担任の先生から、太郎の気になる点について電話をいただきました。
その後、スクールカウンセラーで相談した後に療育を勧められ、療育のために医師の診断書をもらうために相談に行っていました。
今回の記事ではADHDと診断を受けた息子について書いていきます。
ADHDと診断を受けた 小学生男子1年生
今回のADHD診断はもやもや病の誤診をした先生
診断書を書いてくれる病院は小児科の中でも決まったところになります。
近くの病院ではいつもかかりつけで通っている小児科が対象になっていたので、
そこで予約をとってお願いすることになりました。
ちなみに前回記事では4月の予約予定でしたが、キャンセルが出たとのことで前倒しで診察してくれることになりました。
療育をすすめられたことを書いた記事はコチラ↓
花のモヤモヤ病を「精神的な問題だ」と誤診をした先生が診断書を書く担当だと聞き、他の病院に行こうかと思いましたが、他のところとかだと予約がかなり先になってしまうとのことで、一番早く診てもらえるこちらに受診することを決めました。
太郎とかかりつけの病院に行き、誤診をした先生がいる部屋に行くと、先生が私に最初に謝ってきました。
私は先生にはモヤモヤ病だったことは伝えていませんでしたが、他の先生か受付の人に誤診だったことを言ったことが伝わっていたようです。
「モヤモヤ病だったんですね。気づいてあげられなくてごめんなさい」と言われました。
わたしは半年間苦しみましたとか色々言いたいことは多々ありましたが、それは言わずに今花がどんな状況かだけを伝えました。(手術後は症状はよくなったけど、まだ泣くと脱力や痺れがある等)
しかし、謝ってもらったことで少しだけ気持ちがスッキリしたのも事実です。
そして診断をするために先生が色々な質問を太郎にし始めました。
ADHDと診断 診断名がついたことで楽になれた
質問は色々ありましたが、学校生活を中心にカウンセリングしていました。
- 好きなことは何か
- 何が得意で何が苦手か
- 嫌いな子はいるか
- 嫌なことをされたときどう対処しているか
など
先生は太郎も花も診たことが今までにも何回かあるので、その時の状況も含めて、
「ADHD」ですと言われました。
ADHDとは「注意欠陥・多動性障害」のこと
・つい思ったことをしゃべってしまったり、動き回ってしまったり、思うように集中できなかったり、態度が悪いと誤解されてしまうことが多い。
それは、本人のせいではなく、脳の問題とされている。
・自分の身の回りには、いろいろな音が聞こえているが、自分に大事な情報だけを脳で判断して処理するのがうまくできない。
<例>友人と話をしていて、友人の話を聞いている場合、周りでは様々な音がしているがふつうは友人の話をきこうと周りの音はシャットダウンされるところが、ADHDの子はすべての音がシャットダウンされることなく入ってきてしまいとても落ち着いた状態でいられない。
・たくさん情報がある中で、どれが大事な情報を選び取るのができない。
自分でこれだ!!と思ってつかみ取った情報が、周りとは合わずに批判を受けてしまう。
<例>今やるべきことの優先順位がわからず、自分ではこれだ!と思ってやったことが周りとは違い批判されてしまう。
今まで私も怪しいと思うことは多々ありましたし、育てにくいと悩んだこともたくさんあったので、今回診断名がついたことは「気持ちが楽になった」というのが正直なところです。
またそれと同時に今まで太郎のことを苦しめていたなと反省しました。
落ち着きがないことや、準備がなかなかできないところ、今までくちうるさく注意してきましたが、それは太郎にとってはとても大変なことだったんだと知りました。
今後はしっかりサポートしていき、太郎の得意な部分を伸ばしてあげたいと心から思いました。
今後は検査を受ける→療育機関の体験にいく→学校でも先生や周りの方の理解を得る
ADHDにもいろいろなタイプがあるようです。
そして今後は薬の服用も場合によっては考えていくことを言われました。
ちなみに少し気になったのが、前回学校でスクールカウンセラーの先生に診ていただいたときは、太郎君は、逆に周りに気づきにくいタイプで、ひとつのことに集中してしまうタイプだから、薬の服用はないと思うようなことを言われたのに、今回のかかりつけの小児科の診断では薬の服用も考えていくといわれ、意見が正反対であることに戸惑いました。
その戸惑いを、正直に先生に話すと、先生は薬も考えていいと思うといわれました。
薬も効く効かない・副作用が出る・出ないがあるので、試してみるというのがいいとのことです。
まずは、検査をして数値をしらべて、療育機関もいろいろなものがあるので体験してその子に合うところを見つけてほしいということでした。
療育機関は民間がやっているところが多いのですが、中には悪質なところも多いのだそうです。
預かってテレビを見せて終わりなんてところもあるのだとか。
体を動かすことを中心としているところや勉強を中心としているところなど、その子の特性がどこだと伸びるのかを見極めていく必要があるようです。
のび太とジャイアンはADHD
先生がのび太とジャイアンは全くタイプが違うけど、ふたりともADHDだという話をしてくれました。
ふたりは真逆のタイプのようだが、おなじ「ADHD」というくくりだということです。
それくらい色々なタイプがいるということを伝えてくれたのだと思いました。
周りの理解が必要な病気
太郎は字を書くのが苦手です。
書写のように(ペン習字のような感じ)字をまねて書くのはとくに苦手。
黒板の字を書き写すのも苦手なようです。
漢字テストでは漢字すべて合っているのに字が汚すぎて何個が×になっていました。
先生が教えてくれた対策は「とめ・はね・はらい」ができていたら〇にしてもらうというものでした。
ADHDの子にもいろいろなタイプがありますが、太郎の場合はどれだけ頑張っても字をバランスよくキレイに書くのは難しいそうで。
なので、とめ・はね・はらいがしっかりできていたら〇をもらうなどの対策をしないと本人のやる気がなくなってしまうと。
本人のやる気がなくなってしまうのが一番の問題で、現に太郎は「頑張って書いても、全部×になってしまう」と嘆いて苦しんでいました。
このことに早く気づけて本当に良かったです。
太郎のクラスの担任の先生も、1年生は基礎となる部分だからと、漢字の書き方には結構厳しい先生だったので、このことをすぐ連絡すると「そうだったんですね、厳しくしすぎてしまいましたね、今後は太郎君に合った方法でやっていきたいと思います」と言ってくださいました。
もう1年生は終わりなので、2年生は先生が変わってしまうかもしれないのですが、担任の先生は色々わかってくれる先生なので、2年生もまた同じ先生がいいなと思ってしまいました。
今後は自分もADHDの知識をつけて太郎がいい方向にいくようにサポートしていきたいと思います。
ブログでも学んだ知識と実際どうだったかを今後も発信していきます。