愛犬の死が辛い・・・ぬいぐるみを作ったら心が休まって笑顔になれた話
今日10月12日は愛犬が生きていたとしたら15歳になるお誕生日の日です。我が家の愛犬「メル」は先月の9月24日に14歳で旅立っていきました。
メルはトイプードルです。白くてモフモフの女の子でした。
メルが老犬になってからはいつも私の膝の上にいたので、こうして今ブログを書いていても膝の上にメルがいないのがとても寂しいです。
14年という月日は思い出がたくさんありすぎて、、、
愛犬は火葬して今はリビングの棚にある骨壺の中です。一緒にいたいのでいつもメルが過ごしていたリビングにメルの仏壇を手作りしてそこに置きます。
ですが、あのモフモフの手触りがどうしても忘れられずにメルそっくりのぬいぐるみを自分で作ってしまいました!
今回の記事ではぬいぐるみメルのお誕生日として、ぬいぐるみを作った話を記事として残していけたらと思います。
愛犬の死からぬいぐるみを自作した話
愛犬がいなくなると愛犬の存在の大きさに気づく
メルは14歳になってから急に体調が悪くなり、14歳半の頃、急に歩けなくなった日がありました。病院に連れていくとヘルニアで歩けなくなったのと、お腹の中に大きな腫瘍があることもわかりました。
それでも最期の旅立つ日まで、メルは自分でトイレまで歩いて行ってオシッコをした、とても優秀な子でした。
息を引き取るときも、私のほうに歩いてきてくれ途中で倒れてしまったのですが、すぐに抱っこすることができて、その5分間で旅立っていきました。よく猫や犬は旅立つときは飼い主から姿を隠すといいますが、メルは私に知らせようとしてくれたことにとても感謝しています。
なぜなら愛犬の最期の時は腕の中で抱っこをして看取りたいと強く思っていたからです。
家族の一員だったメル。当たり前ですが、いなくなってメルの存在の大きさに気づかされます。
メルはサツマイモやかぼちゃ、にんじんが好きな子だったので、スーパーでは「メルに」と買うことも多かったのですが、今はメルがいないんだ・・・と我に返ります。
仕事から帰ってきても未だにメルが家で待っているような気がします。
歯磨きをしていてもひょっこり後ろのドアから顔をのぞかせる気がしますが後ろを振り返るといないのです。
たまたま通りかかった手芸店で思い立つ
メルはずっと私の中にいると思っていますが、どうしてもあのモフモフが恋しすぎて・・・
スーパーに行ったときにたまたま手芸店の横を通ったら、秋冬用の生地が並んでいました。
一番に白いモフモフのメルに似たような生地が目に入ってきたので、手に取ると商品名には「プードルファー」と書かれていました。
「ハッ!!」となり、急にメルのぬいぐるみをつくることを思い立ちました。
その場でどんどんアイデアが浮かんできて、メルの肉球の触り心地が好きだったのでメルの肉球を再現したいという想いや、子供たちともコミュニケーションが取れるようにパペットタイプにしよう!と革のハギレやぬいぐるみ用の目と鼻を購入してきました。
型紙は調べてもよくわからなかったので、図書館に行って借りてきたテディベアの本を参考にしながら作りました。
頭の形は本を参考にしましたがあとはほとんど気持ちだけで作り上げました(笑)
メルの肉球が好きだったので黒の本革で再現しました。
革を丸く立体にするのが難しかったです。
写真のは縫い付けるときに本革のカス?粉?みたいなのがついてますが、あとで綺麗になります。正直、これメルの手にそっくりです。メルの本物の肉球写真がないのが残念なくらい似ています。
完成したのはコチラ↓
こんなこと言ったら「またまた~」と言われるかもしれませんが、目か鼻を縫い付けているときに(←そこはどっちだったか忘れてるw)メルの匂いがふわっとしたんです。本当に一瞬涼しい風が吹いて。
私は涙が出ました。メルがこのぬいぐるみの中に来たと思いました。
私は普段スピリチュアル体験は全くしないタイプですが、この時初めてこういうことってある!と心から思いました。
このしっぽ、めちゃこだわりました。触り心地も大きさもメルそのものです。
しっぽの刈り上げている部分は固さを出すためにメルのしっぽの太さになるまで糸でグルグル縛りました。
このお洋服は、旦那のお母さんがメルに作ってくれたコットンで編んだメル専用のお洋服です。メルはお洋服を着るのが嫌いなのですが、お母さんの作った服だけは着てくれるのです。10着ぐらいあるので、ぬいぐるみがあればまた着せて楽しむことができます(*^^*)
小2の娘が想像以上にかわいがっている
ぬいぐるみは1日で一気につくりあげました。つくりだしたら止まらなかったです。メルへの想いがつまったぬいぐるみが出来上がりました。気持ちが入りすぎて、二度と同じものは作ることができないと思います。
夜遅くまでかかってつくったので子供たちは寝ていました。
花はぬいぐるみが出来上がるのを楽しみにしていたので、寝ている花の横に置いておいてみました。
朝起きた花はビックリしたみたいでしたが嬉しかったみたいでぎゅ~っとしていました。
花は想像以上に喜んでくれて朝から夜まで家にいるときや、買い物に行くときも、つまり学校の時以外メルをずっと抱っこして歩いています。(おかげですでに汚くなり始めています(笑))
お買い物にメルは連れていけなかったので一緒にお買い物に行くのが嬉しいんだそうです。
花は通称「ねんね」というベストがないと寝れない子なのですが(赤ちゃんが寝つくときにお気に入りの毛布がないと寝れないみたいなものです)メルができてからは、大事な順序が(メル>ねんね)になったようです。
これは正直驚きました。ねんねずっと大事にしてたのに、メルのほうが上なんだと!
それにしてもねんねと、メルぬいぐるみの触り心地は確かに似ているかもしれません。
花が入院中に「ねんね」と騒いだ記事はコチラ↓
娘が亡きメルのお誕生日にケーキを作ってくれました
今日はメルが生きていれば15歳のお誕生日でした。
娘の花がメルのためにサツマイモでケーキをつくってくれました。
うらごしするところだけ私がしましたが、切ったり飾りつけは全部花がやってくれましたよ(*^^*)
泣けたのが、ぬいぐるみのメルにもお皿にお芋をいれて、スプーンで食べさせていました。
花は最近私に対してめちゃめちゃ偉そうにしてきて、毎日イライラ怒っている私なのですが、やっぱり優しい子なんです。本当に可愛いやつ。
ちゃんと思いやることができる子に育っていて心がホッコリしましたよ。
ぬいぐるみ作ってよかったです(*^^*)